家計管理は、将来会社経営をする上での、資金繰り管理のクセ作りとして有効です。
僕は、自分の家の家計管理の全てを担っています。今の仕事柄その辺も当然プロでございまして、妻から一任されています。
僕の考えとして、資産運用が世の中で叫ばれていますが、それ以前に家計支出見直しの効果の方が、即効性と確実性が高いので、まずそちらの見直しを優先することをお勧めします。
僕の経験談から、多くの方が今月から毎月3万円のキャッシュフローを増やせる方法をお伝えしますので、どうぞご覧下さい。
毎月3万円使えるお金が増えるたった2つの方法
家計の項目は食費、光熱費、教育費、車両費、住宅費、交際費、娯楽費などなど並べてみると非常にたくさんの項目があります。
どこを改善させればいいのかよくわからない!って方が非常に多く、面倒くさがって何もしていないというのが、僕の経験談として大半です。
そういう方は、まず、これから申し上げる2つの項目だけ、改善させてみましょう。
その効果は非常に高く、それを実感することによって、次のアクションに繋がります!
毎月のスマホ料金と生命保険料を見直そう
やることは以下の2つだけです。
①毎月のスマホ料金見直し
②毎月の生命保険料見直し
これだけで多くの方は、毎月3万円使えるお金が増えます。つまり年間換算では36万円使えるお金が増えますよ!
もっとお金を有意義なところに拠出してもいいですし、さらなる資産形成の原資としてもいいですね。なので、これは実践しなきゃゼッタイ損!
それでは、この2つについて、その改善する根拠や具体的アクションについて解説します。
①毎月のスマホ料金見直しについて
下図は、MMD研究所による2019年9月格安SIMサービスの利用動向調査ですが、いわゆるキャリア3社を利用している人の比率は約8割です。

このキャリア利用者一人当たりの毎月の平均支払料金は約7,000円です。
■格安スマホに変更することの効果
格安スマホですが、一人当たりの毎月の平均支払料金は約3,000円です。
キャリア会社から格安スマホへ乗り換えるだけでも、一人当たり毎月4,000円の削減に繋がります。
加えて配偶者も同様に、乗り換えることによって、1世帯当たり8,000円の削減になります。
僕自身も格安スマホを使っています。妻も含めて格安スマホユーザー(うちはyahooモバイル)ですが、毎月の料金は一人3,000円を切ります。
実際、僕が格安スマホ使用している上で感じる、というか想定されるデメリットについても共有しますね。
■格安スマホのデメリットは2つ
Ⅰ:キャリアメールが使えない。
Ⅱ:WiFi環境に無い外でデータを大量に利用する場合、料金が高くなる。
Ⅰに対する見解:キャリアメールが使えないことについて。僕は学生時代からドコモを使用していました。しかし、格安スマホに乗り換える際、長年利用していたドコモメールが使えないことに漠然とした不安を感じました。
しかし、今やLINEの普及率が非常に高い中、キャリアメールで連絡することは、全く無いといっても過言ではありません。
強いて挙げるなら、会社に届け出ていたメールアドレスがキャリアメールで、その変更の手間が面倒であったとうくらいでしょうか。
いま僕はGmailを使ってますが、日常生活において、非常に使い勝手がいいです。今時Gmailはどのスマホにも連携されてますから、会社からの急なメールにも対応可能です。
Ⅱに対する見解:そもそもこれはキャリアでも言えることです。データー使用量が多くなれば料金が高くなります。「だから今のままでいいや」なんて声はざらに聞きます。
そんな人はプランを見直しましょう。サラリーマンとして、日中、外で仕事をしている人のデータ使用量はほとんど無いはずです。仕事中スマホを構っている暇は無いですし、業務上必要な検索は会社のPCがありますからね。
サラリーマンでしたら、大体の人は、仕事時間外でデータ容量を食っていきます。それに対する対策は、自宅に無線LANを置くだけで済みます。
そんな感じで生活していれば、データ使用量3Gの契約で不自由はありません!
■夫婦で格安スマホを活用しよう
我が家では夫婦とも格安スマホを使用していますが、上記デメリットもクリアしているので、使用していて不自由さは感じません。
以前夫婦でキャリアを使用していて、毎月7,000円×2人=14,000円掛かっていたスマホ料金が、夫婦とも格安スマホを利用して、毎月3,000円×2人=6,000円となり、その差は毎月8,000円です。
休日1時間程度時間があれば、大手家電屋で乗り換え契約できますので、このパフォーマンスは非常に高いですよね。
②毎月の生命保険料見直しについて
生命保険の見直しも毎月のキャッシュフローを改善する上で、非常に大きな効果があります。
あなたの生命保険の支払いは毎月いくらでしょうか?以下、生命保険文化センターの統計では、1世帯当たりの生命保険料は年間平均38万円です。毎月換算では3万円強です。

先ほどのスマホ料金より、生命保険料の家計に対する負担は、重いのではないでしょうか?
ここをうまく見直すことにより、キャッシュフローは劇的に改善します。
しかし、家庭がある人ならばなおさら、収入を得ている人が亡くなってしまうことに対するリスクヘッジは必要です。
つまり生命保険は必要であり、必要な保障を見極めた上での、見直しが重要なポイントになってきます。
■生命保険で必要な保障とは
じゃあ本当に必要な生命保険の保障ってなんでしょうか?
それについては、家計を支えている人の将来キャッシュフローを考える必要があります。
将来キャッシュフローとは、サラリーマンを例にすると、現時点から定年まで得ることが出来る給料の総額のことです。
つまり、現時点で30歳のサラリーマンと55歳のサラリーマンでは、将来キャッシュフローが高いのは30歳のサラリーマンです。
何が言いたいかというと、生命保険で保障すべき対象は、この将来キャッシュフローです。
若ければ必要保障額は高く、定年間際ならば保障額は低くていいのです。
■収入保障保険がおすすめ
上の年齢の変化に対する将来キャッシュフローの変化に応じた保険として、収入保障保険というものがあります。
例えば、保険対象者が亡くなった場合、遺族に毎月一定金額のお金入ってきます。それが、保険対象者の年齢で50歳まで、60歳までとか自由に設定した期間ずっとお金が入ってきます。
多くの方が入っている保険は定期保険といって、保険対象者が亡くなったら2,000万円がドンっと入ってくるような契約だったりします。
この形態だと遺族が今後の生活を考えていく上で、2,000万円という大きなお金をどう生活費として割り振ったらいいのか、はたまた使いすぎたら不足してしまうんじゃないのかと、悩みを抱えてしまうかもしれません。
それに比べ、収入保障保険は毎月のお給料のように、変わらず入金されるので、お金の工面について大きく変える必要はありません。当然不足してしまう心配もありません。
僕の生命保険は収入保障保険1本です。僕が死亡した場合、60歳まで家族に毎月30万円が入金される契約です。
保障面は問題ありませんが、それ以外のところで、収入保障保険のメリット・デメリットをお伝えします。
■収入保障保険のメリット・デメリット
メリット
・掛け金が低い
⇒累積での保障額が、年齢の進みとともに下がっていく仕組みですので、保険料が非常に低いです。僕の保険料は、毎月6,000円程度です。
デメリット
・多くは完全掛け捨て(解約返戻金無し)
⇒日本人は掛け捨ての保険が嫌いな傾向がありますので、この部分は多くの人にとってデメリットと感じるでしょう。
このデメリットについて、僕の考えを聞いてください。
■保険の機能はレバレッジにある
保険は本来、その機能としてレバレッジというものがあります。
レバレッジとは、てこの原理のことです。保険の場合、少ない資金で大きな金額を得ることができるというものです。そのレバレッジ機能を保つために保険料が掛け捨てなわけなんです。
なので、掛け捨て部分が保険本来の機能ならば、それ以外は貯蓄部分であって資産運用的な性格と言えます。
これは僕のスタンスですが、シンプルに保険機能は掛け捨てにして、それ以外は積立投信とか別のプールに入れたほうが、お金の管理がしやすく、運用としての増え方も良いと思います。
■収入保障保険1本で保険料大幅削減効果
必要な死亡保障は、収入保障保険1本でOKだってことは理解頂けたでしょうか?
じゃあその保険料削減効果ですが、 僕の例ですと、僕が死亡した場合、60歳まで家族に毎月30万円が入金される保険契約で、毎月保険料は約6,000円です。
1世帯あたりの平均毎月保険料は約30,000円ですので、多くの人は保険の見直しによって30,000円ー6,000円=、、つまり24,000円もの保険料削減ができます!
たった2つの見直しで毎月3万円使えるお金が増える
整理しますと、
ひとつめ、夫婦でキャリアのスマホを利用している人は、それぞれ格安スマホに乗り換えることによって、毎月約8,000円の支出削減。
ふたつめ、生命保険を収入保障保険1本にすることによって、毎月約24,000円の支出削減。
2つの見直しで毎月約3万円の支出削減が可能です!
見直しできるものは色々ありますが、まずはこの2つが無理なく、かつ効果が非常に高いものですので、ぜひ次の休日にでも、実践してみてください。
きっと生活の余裕を実感することができ、さらなる色んなチャレンジにも繋がると思います!